TOKYO LIGHTS AFRICA 2010

太陽光ランプを前に笑顔を見せるケニアのエイズ孤児院の子供達Hydronet Energyは2009年、日本郵便様のカーボンオフセット年賀寄金や伊藤忠商事様、豊田通商様、そして国際航業様からご支援を得て、地球温暖化が途上国を脅かしている現状や、CO2を発生しない次世代のエネルギーである太陽光発電に関する国際シンポジウムを開催いたしました。

そして昨年に引き続き、今年もTokyo Lights Africaを開催する運びとなりました。今年は開催場所を東京大学に移し、より多くの大使を呼んで内容をレベルアップするとともに、大学教授や実業界とのパネル・ディスカッションもセットします。

名 称 東京ライツ・アフリカ2010(TOKYO LIGHTS AFRICA 2010)
日 時 2010年11月24日(水曜日)16:00〜18:00(レセプション 18:30〜19:30)
場 所 東京大学 セイホク・ギャラリー  アクセスマップはこちら
協 賛

日本郵便(JP)

伊藤忠商事株式会社

東京電力株式会社

協 力
後 援 東京都環境局
共 催 駐日ウガンダ共和国大使館
特定非営利活動法人 Hydronet Energy(Hydronet Energyは、東京大学の学生が運営しているNPO法人です)
参加者 大使、外交官、ビジネス界、NGO、大学教授、学生
使用言語 英語(通訳なし)
参加費 無料
参加申し込み info@hydro-net.org 宛にご所属および参加者氏名をご連絡願います。
お問い合わせ 特定非営利活動法人 Hydronet Energy
TEL:03-6280-4670 E-mail:info@hydro-net.org
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プログラム

① 講演 アフリカにおける温暖化問題と太陽光発電の可能性(駐日大使)
② 講演 温暖化の講話(東京大学教授)
③ 講演 世界およびアフリカにおける温暖化の現状(東京大学 学生、留学生)
④ 講演 アフリカにおける環境および太陽光発電事業の取り組み(企業様)
⑤ パネル・ディスカッション(大使、教授、学生、企業様)

※敬称略
16:00 開会の挨拶 駐日アフリカ大使
16:20 東京大学 教授による発表 東京大学 公共政策大学院 大江 博教授による
地球温暖化政策に関するご講演
東京大学 学生による発表 特定非営利活動法人ミレニアム・プロミス・ジャパン(MPJ)様、
および留学生グループによる研究発表
16:50 コーヒー・ブレイク(アフリカン・コーヒー)
17:00 企業様による発表 東京電力様、国際航業ホールディングス株式会社様による
自社取組みのご紹介
パネル・ディスカッション モデレーター:
(財)日本エネルギー経済研究所 地球環境ユニット総括 工藤 拓毅
大使・教授・学生・企業様によるパネル・ディスカッション
18:00 閉 会
18:30 レセプション フォーシーズン・ホテルで修業を積んだ一流シェフが
ダイナミックなアフリカ料理、アフリカンスイーツを提供!
(同会場にて19:30まで行う予定です)

事業の意義

工業国が排出してきた温室効果ガスによって生態系をはじめとした地球の環境が激変していますが、最も被害を受けているのは途上国の貧困層です。
例えば日本では土砂災害や河川の氾濫が起きた場合には市町村や自衛隊が救助活動にあたり、飲料水や食料そして住む場所まで確保してくれますが、アフリカではこのような行政サービスは整備途上なのです。

雨も降らないのに水浸しになる都心(シェラ・レオネ) 川のように水浸しになる道(ウガンダ)
雨も降らないのに水浸しになる都心
(シェラ・レオネ)
川のように水浸しになる道
(ウガンダ)
(出典:米Time誌)

一方で工業国は、世界のどこにでも降り注ぐ太陽光をエネルギーに変える太陽光発電技術を開発しました。そこで、弊NPO法人は工業国が途上国に貢献できる最適の手段として、未電化地域の貧困家庭に太陽光発電ランプによる光を届け、それまで暗闇だった夜に子供たちが勉強することで貧困から脱出できる機会を提供することにいたしました。

昨年は4社の企業様(伊藤忠商事様、国際航業様、豊田通商様、日本郵便様/五十音順)からこの趣旨にご賛同頂き、新宿・住友ホールにて「Tokyo Lights Africa 2009」を開催、世界における温暖化政策の流れやCO2を排出権しない太陽光発電の重要性について大使や大学院生、そして事業者からそれぞれの立場でご講演を頂きました。

昨年の様子
ウガンダ駐日大使 ガボン共和国駐日大使 ジブチ共和国駐日大使
ウガンダ駐日大使 ガボン共和国駐日大使 ジブチ共和国駐日大使
国際航業グループ前川 統一郎氏 温暖化政策の研究結果を発表する学生 温暖化政策の研究結果を発表する学生
国際航業グループ前川 統一郎氏 温暖化政策の研究結果を発表する学生

また、スポンサーとなって下さった企業様から頂戴した資金によりガボン、ウガンダ、ケニア、ジブチ、マリ、エチオピア、ガーナの電化地域へ太陽光発電ランプを合計1,000個寄贈いたしました(対象国は大使がイベントに参加した国々を中心に選定)。
暗闇あるいはロウソクしかなかった夜が明るくなり、都市部の生徒のように日が暮れてからも本が読める、と大変喜ばれております。
(写真は届いた太陽光ランプを前に笑顔を見せるケニアのエイズ孤児院の子供達)

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昨年度の反省

第一回目を開催し、初めて知る事や様々な問題点、課題がありました。
今後問題点や課題を解決し、さらに多くの方々に関心を持っていただき、より良いイベントにしていくよう活動を続けて行きたいと思っております。

第一回目だったこともあってアフリカ諸国の輸送事情を把握しておらず、日本と同じ様に郵便で送れば何の障害もなく到着するものと認識しておりました。
ところが多くの場合、日本と違って貨物が着くのは税関までで、そこから先の国内輸送は受取人が国内貨物会社を通じて手配しなければならず、その分の費用負担が先方に発生してしまうという問題に直面いたしました。
受取人が先方政府と交渉し、合意しない限り高額の輸入関税がかかってしまう事を知りました。
国によりますが、15万円以上かかる場合もあります。
そもそも日本の郵便局から船便で送れない国(シェラ・レオネ)もあり、そうした場合には高額の航空便会社(DHLなど)を使わないと届かない事をしりました。
輸送費だけで約30万円かかる場合もあります。

従って、今回は確実にランプを届けられるよう輸送費用を予算内に確保しなければと考えております。
そのために贈るランプの総数は減らさざるを得ないと予想されますが、出来る限り多くのランプを贈れるよう努力いたします。

当イベントで使用する電力(500kWh相当量)は太陽光発電によるグリーン電力を利用しています

Tokyo Lights Africaでは日本自然エネルギー株式会社より太陽光発電によるグリーン電力を調達しています。

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